私たちは、障がい者の才能から生まれる芸術作品をビジネスに活用し、障がい者の利益につなげようと取り組んでいます。
障がい者作家に著作権使用料を支払い、例えば作品を広報誌などの表紙に使う、企業や団体などのノベルティーアイテムに活用するなどの事業です。
SDGs(国連の持続可能な開発目標)や、ESG投資(環境や人権などへの配慮を評価に加えた投資)がいわれるなかで、作品の活用は「社会貢献」「福祉のため」になります。一方、作品が社会で活用されることは、作家の励みにもなっています。
ただ、作品と社会をつないできた私たちには、どこか一方通行の歯がゆさがありました。それは「福祉のため」「アートを使ってあげる」という意識です。
「身体や心に病気や障がいがあるからこその表現や世界観の価値を、シンプルに事業化してみよう。」と考え、空叶論さんの作品を「売れる芸術」としてとらえることからゲームの開発が始まりました。